天空オフィシャルブログ

黄金の夜明け会のアデプテスマイナー儀式はティファレトに至り聖なる守護天使を召喚するための儀式です。

四大元素の上に霊を確立し五芒星を完成するための儀式でもあります。

ティファレトへ至ること、つまり聖なる守護天使召喚には最高度の犠牲が求められることは何度か説明しました。

その犠牲によって低次の自己が死ななければ高次自己は召喚できないのです。

なぜならば、高次自己とは潜在意識のようなイメージと幻想の世界と異なり、別人格や異次元ではなく意識状態だからです。

精神状態が高まり極限に達した意識状態が高次自己なのです。

そのためには、徹底的に意識を高めればいいのですが、言うは易しで通常の方法ではほとんど不可能です。

周囲の環境があまりにもネガティブな事象に取り囲まれているためです。


通常の方法でも、度重なる過酷な犠牲、試練、高い代償、絶望を何度も乗り越えるによって聖守護天使を召喚できる場合がありますが極めて稀なことです。

また、この犠牲はあまりにも過酷なもので高過ぎる代償となる場合も多いものです。

ですので、ティファレトは十字架のセフィロトと呼ばれます。

強い者だけが生き残るというマクロコスモスの掟から過酷な試練に耐え抜いた人間のみ高次自己を召喚でき、耐えられなかった人間は真っ逆さまに転落していかのが人生です。


そこで、黄金の夜明け会では高次自己召喚に求められる犠牲を、十字架に架けられる儀式によって支払い成し遂げようとするものです。

アデプテスマイナー儀式では実際に十字架に磔られます。

もちろん殺されたりはしません。


以下はアデプテスマイナー儀式で置かれる棺桶の表と裏で、それぞれ聖なる守護天使と犠牲の十字架です。

ちなにみに棺桶は薔薇十字会の開祖クリスチャン・ローゼンクロイツの遺体が象徴的に収められたものです。




儀式的に低次自己を殺すことによって犠牲とするわけです。

イメージと現実はイコールであることを利用したものです。

ただ、瞑想によるイメージだけではいかにも弱いため、瞑想より圧倒的に強力な儀式を用いるわけです。

以上のようにこのアデプテスマイナー儀式は極めて重要なことを暗示していて、ティファレトで求められる代償や犠牲はイメージによって代用可能なことを意味しています。

ですので、四大元素の儀式も含めて黄金の夜明け会の儀式について深く研究することをお勧めします。


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