天空オフィシャルブログ

生命の樹は右側の柱が積極を表し左側が消極です。男性原理、女性原理ですね。

このプラスとマイナスの力がバランスを得て拮抗すると中央の柱のセフィロトが確立されます。

何かが存在するためにはプラスとマイナスの力が結合することが不可欠です。片側一方では有形無形のいかなる存在も生じません。

男だけあるいは女だけで子供ができないのと一緒です。


ところで、以前二元論について書きました。⇒　善悪二元論

悪があって初めて善というものが存在でき、悪がなければ善というものは存在できないのです。従って悪は不可欠です。

カバラ（ユダヤ教神秘主義）における二元論とは、上記の生命の樹の積極消極を言うのではありません。積極消極は形成の原理です。

神と悪魔の永遠の対立、つまり生命の樹と邪悪の樹の対立を二元論と言うのです。




生命の樹の真っ逆さまに邪悪の樹（クリフォト）があります。あるいは生命の樹の真後ろにぴったりと張り付いていると考えてもいいでしょう。

で、両者とも決してなくなることはありません。神と悪魔は互角の力を持ち永遠に対立しているのです。善神勝利とか絶対にあり得ません。


このあたりを勘違いしてる人もいるみたいなので念のため。ここを勘違いすると、ある日突然悪魔が自宅を訪ねてくることになるため注意が必要です。

生命の樹のあるセフィロトで作業をすると必ず対立するクリフォトのセフィロトの力が働きます。何かしらの作業が失敗に終わったり不測の事態が生じるのはそのためです。

常に悪魔が妨害してることを片時も忘れてはなりません。ことをなすには悪魔の妨害の排除が不可欠なのです。


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