天空オフィシャルブログ

あれは真夏のある暑い夜の出来事でした。

自宅から比較的近くに大きめの公園があって、所用の帰り道ふと思いついてというかほぼ無意識的に立ち寄ったのですが。。

公園内は大きな樹木が生い茂り森の中といった感じです。一応灯りもありますが結構暗く感じました。




生い茂る樹木を眺めていると、何かきらきらと輝く小さな光が鮮やかに降り注いでるのが見えました。

蛍でもいるのかと思い更に凝視すると、一層はっきりと光の吹雪が樹木の上部から下方へ降り注いでいるのが見えました。

どうやら樹木が発する気のエネルギーが可視化されたもののようです。以前何かの本で読んだ記憶があります。

それはもう何とも幻想的で、あり得ないくらい鮮やかで美しい光景で、思わずうっとりと見入ってしまいって立ちすくんだその時です！


近くで、バキーンという樹がなぎ倒されるような甲高く感じの悪い音があたりに響き渡りました。管理人の背後でです。

驚いて振り向くと、そこには一人のみすぼらしいぼろ服を着た女が立って管理人をまんじりともせず見つめています。

呆然としてその女を見つめていると、その女の目から涙がこぼれ落ちるのが見えました。

何か訴えたいことでもあるのでしょうか？そんな感じで立ちすくんでおりました。

とそのとき、例の樹木の光が更に光度をまして、女の顔がはっきりと映し出されました。

やっぱりといか何というか、女の目から流れ落ちているのは涙ではなく血でした(；´Д｀)

とそのときです。出し抜けにその女が消え失せました。消え失せたというより暗闇の中にスーッと吸い込まれていったという感じです。


周辺がざわざわとうるさくなったかと思うと、急に静まり返り、公園の電灯も消え樹木の光点もなくなりあたりは漆黒の闇と静寂に包まれてしまいました。

前方が次第に明るくなり始めたかと思うと、途方もなく大きく真っ赤に染まった太陽が昇るのが見えました。

管理人は前方に歩き始めました。すると直ぐに何かのぶつかり、更に後ろからものすごい勢いで女の生首が突進してきて、足元にあるのは切断された足であることが判明して。

管理人の服は一面べとべとに血まみれにまり、わんわんわんわんわんわんと奇妙な音が辺り一面に鳴り響いたかと思うと、再び漆黒の闇と静寂に包まれました。

ふと腕時計を見ると、一応蛍光の針を見ることができましたが午前3時を示していました。

公園に来たのは確か午後8時くらいです。せいぜい2.30分しか経ってないはずです。


その後、どのように帰宅したのか記憶がありませんが、気づいたら自宅のリビングのソファーに呆然と座っていました。

とそのときです。何かガラス瓶が落ちて砕け散ったような音が鳴り響きました。トイレの方です。

恐る恐る確認に行くと、あれだけ大きな音を立てて何かが割れたはずなのにトイレ周辺には何もありません。

そこで恐る恐るトイレのドアを開けて中を見てみると案の定でした(；´Д｀)

何が案の定なのかはご想像にお任せします。


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